それでも、私は食べたい
うちの師匠、「グルメでグルマン」を自称しております。
一緒に食事に行けば、確かによく食べる。でも普段は「この人はいつ食べ、いつ寝るのだ?」と思わずにはいられないような忙しさ。止まったら死ぬという回遊魚的雰囲気が年々増すばかり(”先生=回遊魚”発言を先輩に密告された折り、師匠は「あら、へっぽこさんもなかなか上手いこと言うわねぇ」と妙に納得していたそうな。感心するところじゃないだろうに…)。
回遊魚的怒濤生活をおくるわが師匠、
「論文書く時にものなんか食べちゃダメよ、
アンタ」
とおっしゃいます。曰く、食事をすると胃に血液がいってしまって集中できないから。しかし、<論文執筆時の食事=悪>説の根拠はそれだけではないらしいと、土曜の学会にて判明。学内プロジェクトでお世話になっている先生(師匠にとっては後輩、私にとっては大先輩にあたる)と話していたら、いつの間にか師匠の食生活の話題に。その先生は、
「ご飯を食べると幸福な気分になってしまうでしょ。
論文書くのに幸福な気分でいちゃダメよ」
と言われたことがあるそうな。激しすぎるよ、師匠…。
そんな師匠のお気に入りは、ブドウ糖です(最近のお気に入りはソイジョイらしいが)。「飯なんか食うな」と言われた時に、私も勧められました。しかし、執筆をしていて糖分補給のみや絶食ということもたまにはあるとしても、私は基本的には三食きっちりご飯をいただいて幸福をかみしめていたいです。