へっぽこ講師のあれやこれや(別館)

頻繁にやる気が行方不明になる大学教員の雑記です。アカデミックな要素はかけらもありません。

高いのも低いのも

酒が残っている気もしなくない…と思いつつ、本日は起床いたしました。ちょっとしたゾンビ状態。 そのわけは、昨日の遠征です。来月やってくるジョアン・コプチェクの勉強会が駒場で催されたからです。 勉強会は、ラカンのセミネール17巻に関する論集に収められたコプチェクの論文を軸にしたお話でした。耳学問を…と完全御拝聴モードで臨んだ私は、すっかり目が点になってしまいました。自分の思考に入り込み、抽象的な語りを始めた師匠を眺める時の気分。自分にとってはジャーゴンの嵐だったということももちろんあったけれど。 勉強会の後は下北沢に移動して、飲み会。30代(平均年齢はこれぐらいだろう)喋り場の様相に。翻訳作法(関東支部のセミナーの直後だけに…)やセカンドオピニオン必要性といった真面目な話から、色恋や業界人間模様といった下世話な話に、実は師匠はメカ音痴!?といった暴露話まで、あらゆることが喋り倒されたのでした。下世話と言えば、ここでも私が某先生の熱烈なファンであることがバラされてしまいました。それを聞いた別な先生には「えっ、死んだ魚みたいな目をしてるのに?」と驚かれましたが。あの目がたまらないんですよ…と、枯れた風情とエロさを同時にそこはかとなく漂わせるオヤジに開眼した三十路が反論するうちに、下北沢の熱い夜は更けていったのでありました。 枯れとエロが漂うと言えば…デルトロではないでしょうか。ホントに目があったら妊娠しそう…。ビリー・ボブ・ソーントンもツボだわ。