グアテマラの弟 片桐 はいり (2007/06) 幻冬舎 この商品の詳細を見る |
グアテマラ
ここ2~3日の移動の友。
グアテマラでの見聞にまじって、家族の記憶がちらちらと綴られる。
前作同様、「ぶっきらぼうだけど、実はあったかい人なんだろうなぁ」と思わせる文章と、気持ちがよくなるような食い意地(食べ物の話はさして多くないのに、印象的)には共感。食い意地がはっている人間として、弟のペトラさんが母親から伝えられた、「美味しいごはんさえ作れれば、人生たいていの問題は解決できる」という言葉には膝を連打。そうは問屋がおろさないだろうけれど、そんな気持ちで暮らしていきたいもの。