へっぽこ講師のあれやこれや(別館)

頻繁にやる気が行方不明になる大学教員の雑記です。アカデミックな要素はかけらもありません。

あれこれ

まずは、今月初めに遠征に出た時の移動のともでした。
自分の顔が許せない! (平凡社新書) 自分の顔が許せない! (平凡社新書)
中村 うさぎ、石井 政之 他 (2004/08)
平凡社

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顔をめぐっての対談。「規格内」にいるということが美醜への拘泥をうむ(さらには同性間の競争に否応なしに参入させられる)という趣旨の中村発言に、激しく同意。それから、巷にあふれる整形の情報はビフォアー・アフターのみだけに、掲載されている中村さんのリフトアップの術中写真には肝がつぶれます。 美醜の問題について語るとき、中村さんがよく『脂肪という名の服を着て』に言及するからというわけではありませんが…
監督不行届 (Feelコミックス) 監督不行届 (Feelコミックス)
安野 モヨコ (2005/02/08)
祥伝社

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こちらも移動のともでした。カントクくんの生態にニヤニヤしつつ、「ひとりじゃない暮らしをしてみてぇ」としみじみしたり。乙女なパートナーがいる暮らしって、なんだか楽しそう…(面倒くささも込みで)。 非モテな私は、「ひとりじゃないって素敵なことみたいね」とため息をつくばかりで”モテ”を目ざして活動するわけではなく、巨匠のエッセイを手にしていたのでした。
愛は勝つ、もんか (角川文庫) 愛は勝つ、もんか (角川文庫)
姫野 カオルコ (2000/01)
角川書店

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今回は、「モテる女の(秘)カラクリ」での”モテのもとは「ゆるぎない自己への自信」であるらしい”という部分に膝を打ちまくり。”モテ”をめぐる会話で平行線をたどり続ける人にあって、自分にないものが、これなのでしょう。 それから、こちら。
バックラッシュ!  なぜジェンダーフリーは叩かれたのか? バックラッシュ! なぜジェンダーフリーは叩かれたのか?
上野 千鶴子、宮台 真司 他 (2006/06/26)
双風舎

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とくに山口論文は、「ジェンダーフリー」という言葉の成り立ちおよびバックラッシュ言説の登場以後の論争が丹念に追いかけられておりました。またコラム部分では、「ジェンダーフリー」をめぐる論争で取り上げられるポイントが簡潔にまとめられていて、問題の理解に役立ちます。