ちょいデキ! (文春新書 591) (2007/09) 青野 慶久 商品詳細を見る |
太極拳的仕事術
"今、やっていることは「やりたいこと」ではないかも知れません。でも、「やっておくべきこと」なのかも知れないです。それに気づくと、未来に役立つ経験ができます。それは、まだやりたいことが見つからない、凡人なりの学び方、幸せのつかみ方だと思います。"
"自分がハッと惹かれて手をとめたくなる箇所に出会うまで、バサバサと、どんどんめくっていきましょう。最後まで手がとまらずに終わってしまう本もありますが、それでもOK。時間を無駄にするよりはずっといい。とにかく、バサバサめくるのです。"
[データベースへの入力作業は]"憂鬱な仕事がたまっているときに、そこから逃げるための作業としてやればいいのです。…入力作業はきわめて単純な作業なので、気分的に波に乗れないときや、疲れているときにゆっくりやると、意外と落ち着いてできたりします。”
"あぶないのはネットサーフィン。あれは麻薬です。はまったと思ったら、ブラウザを終了して逃げましょう。"
電車読み。「北斗神拳的」な仕事術(モーレツな社長さんが提唱するようなもの)よりも「太極拳的」仕事術をということなので、敷居は低め。
書き物をしていてつまずいては文献を一から読み直し…ということをやって、さらに進度を遅らせてしぶい顔をされてきた身としては、この読書術は目からウロコもの。実際には、一般書でこの方法を試すことになるでしょうが。