男性性

ちょっと見直し…と思って手にして、結局そのまま通読。
American Manhood: Transformations in Masculinity from the Revolution to the Modern EraAmerican Manhood: Transformations in Masculinity from the Revolution to the Modern Era
(1994/05/12)
E. Anthony Rotundo

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本書は、19世紀の北部・白人・ミドルクラスに焦点を当て(政治・経済・文化において多大な影響力を持っていたことから)、アメリカにおける男性性の変遷をおったもの。本書では、アメリカにおける男性性を"communal manhood"、"self-made manhood"、"passionate manhood"の3つに分類。これらの男性性の概念は、かつては「男らしくない」あるいは「女性的」とみなされた特性を男性性に組み込みつつ(留保はつけられているものの)確立。とくに世紀後半は、本物の女の神話」で女性性の支柱の一つに挙げられた「従順(submissiveness)」が男性性と結びつけられさえしていて(ここはチームスポーツなどの隆盛も関係してくる)、非常に興味深いです。それから、言及はわずかでしたが、神経衰弱の扱い(男性患者に対する認識にしろ、患者のジェンダーによる扱いの違いにしろ)にも興味を引かれました。折りをみて、ちょっとあたってみたいです。