へっぽこ講師のあれやこれや(別館)

頻繁にやる気が行方不明になる大学教員の雑記です。アカデミックな要素はかけらもありません。

新書ばっかり

研究に直接からむもの以外で、最近手にとったものをメモ。


まずは自分自身の鍛錬にも仕事にもかかわる英語学習もの。

英語達人塾 極めるための独習法指南 (中公新書)

英語達人塾 極めるための独習法指南 (中公新書)

これが正しい!英語学習法 (ちくまプリマー新書)

これが正しい!英語学習法 (ちくまプリマー新書)

想定される学習者のレベルは異なるけれども、推奨される学習法(音読・素読の徹底、精読、多読、作文)は共通している。学習者としては文法を解析しながらの訳読(精読)の有効性を実感しているので、それをどう伝えていくかが教員としての課題。英語に対する拒否反応が強い学生が少なくないところで教えているので、なによりもまず、英語(がかかわること)に関心を持たせるということが課題であるのだけれども。


それから、勉強といえばこちら。

知的生活の方法 (講談社現代新書 436)

知的生活の方法 (講談社現代新書 436)

「おもしろい」と思えるまでありとあらゆるペーパーバックを読み漁ったという逸話、本を買っておく必要性(「金は時なり」であるとか、量と質の関係とか)、カードシステムには感心して「ううむ」とうなったり。しかし、知的生活をおくるための心得になると、「やはり何羽も兎を追いかけてはいけないのだろうか」とか思うわけで、落胆して「ううむ」とうなったり。


筆写の訓練にもなることからカードシステムの再採用に心が動いたところで、手に取ったのはこちら。

情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (Nanaブックス)

情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (Nanaブックス)

  • 作者: 奥野宣之
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  • 発売日: 2008/03/12
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こういうアナログでシンプルな方法の方がラクかもしれないと思い、ちょっと試してみることに。「大きめのものなら、手帳でもいけるかも」と思ったので、私は”ほぼ日手帳カズン”で実践中であります。


自転車操業からの脱出願望と現実逃避があいまって、ここ1〜2年はこの手の本に吸い寄せられてしまいます。そのなかでも、ついつい手に取ってしまうのが勝間本。

”イントロ・目次・コンクルをチェックしてから必要に応じて読んでいく”というのは、大量の文献を読んでいくためのアドバイスとして既視感があるもの。貧乏性がわざわいして思うように実行できなかったりするのですが、ワザとして身につけたいところ。

それから、書き手としてのところで

こぎれいにしているだけで、「above average」は取れる。

という発言がでてくるのですが、これには思わず身を乗り出してしまったり。ジョソウって大事なのね。


勝間さんと言えば、なこちらも。

お金は銀行に預けるな   金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)

お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)

乱暴に言えば、預金が実はリスクが高く資産運用としては分散投資をしていくべきだということかな。


さらにさらに

勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan

勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan

どこかのブログで言及されていた気がするけれど(夫の家事参加についての部分)、西原理恵子との対談がいい。この対談では「婚活」にもふれられていて、”大学時代なり入社したばかりの仕事が比較的忙しくない頃のうちに相方探しをしておくべき”という発言が出てきます。この発言、非モテから抜けられない原因として友人に力説されたことと重なることもあり、激しく同意します。


他には、こんなのも。

ひねり出す時間術―30分ジグザク仕事術 (角川oneテーマ21)

ひねり出す時間術―30分ジグザク仕事術 (角川oneテーマ21)

世界で一番シンプルな時間術

世界で一番シンプルな時間術

(どんだけ時間術が好きなんだか・・・という感じ)


老後がこわい (講談社現代新書)

老後がこわい (講談社現代新書)

(おひとりさまの行く末系の本は、結局は不安が倍増するだけなのよねぇ)


フランス革命―歴史における劇薬 (岩波ジュニア新書)

フランス革命―歴史における劇薬 (岩波ジュニア新書)

(世界史の記憶が怪しくなっているので)



・・・とまあ、とにかく新書やビジネス系にかたより過ぎ。もうちょっと文芸にいったほうが・・・と反省した年末でした。