あいさつがてら

案内をいただいていた研究会に、耳学問とあいさつをしに出かける。新幹線に乗ったりして旅行気分を味わい、少しは気分転換になったような気もします。


旅先にて、こんな昼食をいただいたり。

そば粉のガレットなるもの(具はハム・チーズ・卵)です。


研究会では、ナサニエル・ホーソーンの初期の短編"The Wedding Knell"に関する発表(登場人物の認識[想像]と現実のズレから、この短編では、現実よりも想像を重視・美化するイメージの美学が提示されているというもの)同じくホーソーンのThe Marble Faunにおける裸体像の表象に関する発表(社会的・文化的なコンテクスト、聖書的なコンテクスト、マグダラのマリアというコンテクスト[作中にティツィアーノマグダラのマリアが登場する]から、裸体像と無垢/堕落との結びつき論じたもの)を拝聴。

休憩時に世話役の先生にごあいさつをしにいったところ、この研究会での発表が決定。1年ちょっと先にしてもらったのでなんとかなるとは思うけれども、ここ最近の学内での首の絞まりからすると不安を感じなくもなかったり。しかし、駆け出しなのに声をかけていただけるのはありがたいことだし、自分でカレンダーに組み込んでいかないと文学関係のことができない環境でもあるので、何ごともお受けする方向でいきたいところであります。*1

やはり美術についての造詣を深める必要があるなぁ・・・と思いつつ、帰宅。


とはいえ、旅気分の車中では研究とは関係のない読書。

ポトスライムの舟

ポトスライムの舟

つい最近までの非常勤時代を思い、ラストでナガセが軽やかに走り出したことに単純素朴にうれしくなる。”時間を売るということをしなくても、暫くはなんとかなる”と思えるかどうか。この差は大きい。

やんごとなき読者

やんごとなき読者

先週の朝日新聞の書評を読み、即購入。エリザベス2世がふとしたことで読書にはまったことから生じるドタバタ劇。「晩学の徒」であると自認しむさぼるように本を読む女王の姿には身につまされるものがあり、笑ってばかりもいられなかったり。でもまあ、ヘンリー・ジェイムズとの格闘および和解のくだりは、やはり可笑しい。

訳者後書きによると、著者の朗読によるオーディオ・ブックもあるそうなので聞いてみたい。

*1:某学会のYさん、こんな決意表明をしているのに先日は申し訳ありませんでした。出張と重なっているという事情があったわけですが、別な機会に埋め合わせが出来たらと思っております。以上、個人的な連絡。