夏休みに読んだきりになっていたもの。「やってみよう」と思ったことがいくつかあったので、メモ。
- 作者: レオ・バボータ
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2009/08/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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著者が掲げる”人生をシンプルで生産的にする”原則は次の6つ。
1)制限する
2)本質に迫ることだけを選ぶ
3)シンプルにする
4)集中する
5)習慣化する
6)小さくはじめる
つい大風呂敷を広げて自爆するということをくり返している私などは、これをみただけで「だめじゃん、自分」と思ったり。そんな「だめだこりゃ」な自分が従ってみようと思った原則は4の「集中する」と5の「習慣化する」。
原則4では集中するべきことのひとつにタスクがあげられていて、シングルタスクに集中するためのポイントが7つあげられています。
シングルタスクに集中するためのポイント
1)朝一番に最も重要なタスク(Most Important Task: MIT)をかたづける
2)集中の邪魔になるものをすべてとりのぞく
3)気が散ったらゆっくり深呼吸して集中しなおす
4)割り込んできた仕事は、とりあえず棚上げする
5)タスクを達成したらスケジュールを見なおす
6)中断するときは、すぐに再開できるようにしておく
7)リラックスして楽しもう
このポイントのなかで、個人的にもっとも克服が難しそうなのが2。とくにインターネットを排除するのは難しいと思われますが、そんな人のために「シンプル・インターネット」という項目もしっかりあります。本書で提案されている「インターネット依存症を克服するポイント」は
1)少なくとも1週間は、克服することに集中する
2)インターネット使用のルールを作る
3)うずうずしてきたら、ぐっと抑えてやり過ごす
4)まわりからのプレッシャーを利用する
5)自分にごほうびを出す
6)「気分転換」作戦
という6つです。この6つのポイントの前には「オフラインで仕事をする」という提言もありまして、「結局は意志の力なのね・・・(これができていたら苦労はしない」」とため息をつくしかなかったり。携帯もネットもできないようなオフライン生活を1週間ばかりして解毒をしないと、インターネットの習慣は矯正しにくいのかもなぁ・・・。
次に原則5の「習慣化」ですが、とりくむための基本ステップは以下の通り。
1)チャレンジする習慣をひとつだけ選ぶ
2)計画を書き出す*1
3)ゴールを公表する
4)毎日の成果を報告する
5)身についたことを祝おう!
さらに、おすすめの基本習慣も提案されています。
12の基本習慣
1)毎朝3つ、その日の最も重要なタスクを決める
2)シングルタスクを徹底する
3)“受信トレイ”を空にする
4)Eメールのチェックは1日2回だけにする
5)毎日5〜10分エクササイズする
6)インターネットの接続を切って仕事をする
7)毎朝のルーチンをこなす
8)野菜とフルーツを毎日たくさん食べる
9)デスクまわりを整理整頓する
10)ショート・リストにない頼まれごとに「ノー」と言う
11)1日15分、家の中を片づける
12)「Eメールの返事は5文まで」を守る
「集中」にしろ「習慣化」にしろ、他の原則にしろ、「ひとつ」に絞って取り組むことが全体に通じて言えるポイント。ひとつひとつのことをやり遂げるためには、結局のところ、意志の力がカギとなるという印象です。
読んだときの決意を思い出し、ここで私も基本習慣を身につけたいと思います。まず手始めに、読了直後にも言っていた(5)のエクササイズの習慣化に取り組むこと*2とし、このブログで成果を報告するしていきます。