へっぽこ講師のあれやこれや(別館)

頻繁にやる気が行方不明になる大学教員の雑記です。アカデミックな要素はかけらもありません。

『空腹力』

「痩せるべからず」というのが、我が学科の掟。高カロリーのものをたらふく食べれば褒めたたえられ、ダイエットを表明しようものなら激しく糾弾されます。そんな学科の反逆児的存在が、校務1(年長組)のボス。基本的には一日一食であるそうなのだけれども、いたって元気。そんなボスの存在もあってか、読んでみたのがこれ。


空腹力 (PHP新書)

空腹力 (PHP新書)


「空腹力」を高めること(総摂取カロリーをおさえる)と体温をあげることが健康のかなめであるらしい。「空腹力」を高めるために推奨されるのが、朝は食べない、またはニンジン・リンゴジュース*1、または黒砂糖か蜂蜜を加えたショウガ紅茶1〜2杯、昼はざるそばやとろろそばなどの軽めの食事、夜は好きなもの(アルコールも!)という「半日断食」*2の健康法。


「半日断食」的な食生活をしているボス*3の元気溌剌な姿を目にしていることもあり、ここで推奨されている食生活は実践してみる価値はあるかもしれません。「胃に血液が集まってきて眠くなっちまって書けなくなるから、論文を書いている時はメシなんか食うな!!!」(かなり誇張)という入院中の指導を思い出してみても、「胃が空になっている時間が長い」(ボス談)生活というのはいいことなのでしょう。


というわけで、気になった箇所を引用。

免疫力を高め、健康を保つためには、まず一日一空腹、つまり朝食など一食抜くこと、そして一日一汗が必要です。運動、サウナ、風呂、温泉などで汗をかくことが大切です。

 一般には、アルコール度数からいって、日本酒は2合程度、ビールが大瓶で2本、焼酎のお湯割りが3,4杯、ウィスキーがダブルの水割りで3杯、ワインがグラスで3杯程度ということになります。その程度でとどめておけば、お酒の好きな人でも毎日飲んで大丈夫です。

*1:1食でコップ1〜2杯;人参2本(400グラム程度)とリンゴ1個(300グラム程度)でコップ3杯程度ができる。

*2:空腹の時はショウガ紅茶を飲むか、黒飴やチョコレートをなめて血糖をあげてやる

*3:あくまで“的”であって、うちのボスは石原式の健康法を実践しているわけではないのだけれども