2012年日本多読学会年会(1)

7月末に日本多読学会の年会に参加してきました。今回は、「読みたい気持を繋いで―本の楽しさを伝える」(黛道子さん@順天堂大)のメモです。

  • 多読を続けるうえでの問題

 ・新鮮さがうすれてマンネリ化する
 ・レベルアップには時間がかかるので、読める本は限られる
 ⇒図書の工夫で新鮮さを感じさせ、「読みたい気持」の回復を!
  

  • 「図書の工夫」とは?

 ・できるだけ多種類の本を用意する
 ・出版状況の変化に敏感になり、情報収集をマメにする
  (カタログ、出版社HP、「SSS多読通信」等のML、口コミ*1
 ・「オリンピック」などイベントにあわせて特集を組む
 ・ブックトークなどで学生と楽しさを共有する

  • 最近発掘してきた多読図書(シリーズ)

 ・Penguin Young Readers
  AAR 、PERなどの本に新しい本を加えてLRとして出版。
  マドレーヌのシリーズもここで登場。
  これまでPYRに入っていた本はPenguin Kidsに移行予定。
 ・Usborneシリーズ
  "Very First Reading"、"First Reading"
  "First Reading"と"Young Reading"の一部に
  "English Learners' Edition”(英米両語で読まれたCDが入っている版)が登場
 ・Richmond Primary Readers
  CDつきの絵本(童話とオリジナル)で、レベルは1〜6。
 ・4U2Read
  3500語程度の物語
  

Living with Vampires

Living with Vampires

 ・The Lighthouse Keeper's Lunch
  
The Lighthouse Keeper's Lunch

The Lighthouse Keeper's Lunch

 ・Oxford True Lives
  あまり扱われることのない人物が登場する伝記シリーズ
  
Eric the Red: The Viking Adventurer (True Lives)

Eric the Red: The Viking Adventurer (True Lives)

 ・Orion Early Readers
  
Moody Margaret Casts a Spell (Early Reader)

Moody Margaret Casts a Spell (Early Reader)

 ・Usborne Look Inside
  仕掛け絵本になっていて、見ていて楽しい
  
Look Inside Sports

Look Inside Sports

 ・TRACTIONMANシリーズ
  
Traction Man is Here

Traction Man is Here

 ・リサとガスパールなど、学生にはおなじみのキャラクターもの

*1:生徒の間でブームになっている本を聞き出してその原作・英訳を探すといったこと