へっぽこ講師のあれやこれや(別館)

頻繁にやる気が行方不明になる大学教員の雑記です。アカデミックな要素はかけらもありません。

初体験の週末

6月12日(金)

特別時間割で授業はなし。

校務2で、資料のチェック。

校務1にからみ、事務で資料チェック。その際に、本年度を「昭和20年」と真顔で言ってしまい、事務のみなさんにそしらぬ顔をしていただいたり。昭和の20年じゃ、親も生まれていないやんけ。

放課後は、久々に英語コミュニケーション系企画に参加し、大根女優活動。

夜は”ひつまぶしの会”で決起集会という名目で、中華を食べまくる。


6月13日(土)

前日の暴飲暴食による体重増に驚愕しつつ、学校へ。着任して初の日直。10年選手のようにふてぶてしさを身につけているけれども実は新人なので、緊張の一日。とはいっても、基本的には事務室に詰めていればいいだけなので、先輩にお借りした本を読んだり、放置していた英語多読図書のチェックをしたり、予習をしたり。平穏無事に初体験が終わるかと思ったら、交代直前の電話でパニックになってしまい。その直後にかかってきた別の電話で失態をしてしまいました。恥ずかしいやら、情けないやら・・・。暗くなりつつ、帰宅。

ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書~なぜ学び、なにを学ぶのか~

ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書~なぜ学び、なにを学ぶのか~

先輩に借りたのは、こちら。先般の会食で話題に上ったものの未読だったため、貸していただく。印象に残ったのは、金田一秀穂さん(国語)による言語能力を磨くためのアドバイス(情緒を切り捨て、事実と論理だけで文章を組み立てるべし)、成績と姿勢についての鍵本聡さん(数学:計算力)の指摘、「吝嗇家は嫌い」というボキャブラリーに関する大西泰斗さん(英語)の発言。

金田一さんの発言は自分への戒めと思われ襟を正したり、鍵本さんの発言には”夜露死苦”な学生の姿勢を思い出して膝を打ち、大西さんの発言にも共感を感じてさらに激しく膝を打ったり。

Why? Starter/Beginner Paperback (Cambridge English Readers)

Why? Starter/Beginner Paperback (Cambridge English Readers)

The Black Pearls Starter/Beginner (Cambridge English Readers)

The Black Pearls Starter/Beginner (Cambridge English Readers)

多読はこれら2冊のほかに、見本でいただいた「コンパスリーダー」の"Grimm's Fairy Tales"と"Robin Hood"も読みました。

ケンブリッジのシリーズはどれも書き下ろしというのが特徴。レベル1でも筋立てがしっかりしていて、物語を追う楽しみを味わえます。でも、スターターレベルだと、作りに無理があるのは否めません。今回はそんなスターターレベルのもの。前者は、総語数2000語ほどで語るにはあれこれ盛り込みすぎてしまって、中途半端になってしまっている。後者については、捜査の大詰め部分や事件の裏事情があっさり済ませられていて、がっくり。多読企画でも、このレベルでは、登場人物同士の関係や背景が十分に語られていないことで不満に感じる読者も出てくるかもしれない。

多読企画に関しては、初心者レベルの参加者が楽しめる本を探すこと、絵本を読むことの楽しさも伝えることが課題。そのためには、易しいレベルの読みものにも絵本にも精通することだろうな。


6月14日(日)

英検の会場校として、手伝い。これまた初体験。会場や機材の確保、借用と返却が主だった任務で、心身を酷使することはないのだけれども、なぜかクタクタ。

とりあえず、湯船につかってリフレッシュしよう。