ぼくのバラ色の人生 ジョルジュ・デュ・フレネ (2000/05/26) 日活 この商品の詳細を見る |
「マキシモは花ざかり」を観た
昨夜もAQFF目ざして、下北沢にお出かけ。RA仲間の後輩ちゃんと合流して軽く腹ごなしをしてから、クロージング作品の「マキシモは花ざかり」を鑑賞。会場は大入り。レセプションの司会マーガレットさんによると、今回の映画祭は全体を通して盛況だったそうです。そりゃぁ、軽くアルコールを入れてまったりしてたら、補助席にもなるわけですよ。
「マキシモ」ですが、あらすじの紹介は
マニラのスラム街で二人の兄と父親と暮らすマキシモは、まるで女の子みたいな男の子。
という文で始まります。この文章から、『ぼくのバラ色の人生』を連想し、あの作品のように胸が痛くなる作品だったらどうしよう…と内心ビクビクしながら上映を迎えました(『ぼくの…』は、クロージングのゲスト・世田谷区議の上川あやさんも「泣いてしまう作品」として言及されておりました)。確かに辛い現実はもちろん描き込まれているものの、あに図らんや、どこかあたたかな気持ちになる作品でした。そしてこの作品でも、”寄り添いあうこと”の大切さを感じてしまったのでした。これまた、さらなる劇場公開およびDVD化が望まれるところです。
私が実際に足を運んだ上映回の印象を述べれば、この映画祭は、作品のセレクトも、運営も、懐の深さを感じさせる愛情に充ち満ちた素敵なものでした。来年も開催されるもようですので、その際にはぜひ足を運んでみてください。