へっぽこ講師のあれやこれや(別館)

頻繁にやる気が行方不明になる大学教員の雑記です。アカデミックな要素はかけらもありません。

学会など

昨日は耳学問をしに学会へ。 研究発表は質量ともに圧倒的(しかも話術は巧み)で、置いていかれないようについていくのがやっとでした。いつもより余計にぼんやりしていたから、余計に(研究会の前に深酒なんてするもんじゃぁ、ないわ)。導入部分も含めての活字化を、切に願う次第であります。ちなみに、発表の要旨はこちらにあります。個人的な関心からいくと、最後の方で言及された男のヘテロセクシュアルアイデンティティの確立(女のヘテロセクシュアルアイデンティティの物象化[The Great Gatsbyならベイカーとの関係に現れるある種の女の交換]をとおしてなされる)という点は、さらに突っ込んでお話をうかがいたいところ。 終了後、後輩と会場近くのファミレスに入り込み、がっつりと食事。 しばしぐだぐだと話をしていたら、後輩に「へっぽこさん、元気になりましたよねぇ…」としみじみ言われたり。思えば、年が明けてからというもの、会う人ごとに「元気になった」という言葉をかけられます。去年はそれだけ意気消沈していたということなのでしょう。 元気になったのには、身辺の変化ももちろんあるけれど、ずぶずぶと落ち込んでいたら物事が不意に違ったふうに見えてきたということがあり、それがかなり大きく作用しているようです。沈みきったことで吹っ切れてしまったということなのかも。諸々の懸案が解決した末のことではないから、いつまでも浮上していられるかは分かりません。しかし、この機に乗じないという手はありません。せっかくだから、いけるところまでいっておくといたしましょう。
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