へっぽこ講師のあれやこれや(別館)

頻繁にやる気が行方不明になる大学教員の雑記です。アカデミックな要素はかけらもありません。

支部会

土曜日は英文学会関東支部@駒場へ。シンポ、英語教育部会、toshim先生を偲ぶ会に参加。 シンポは、ディケンズ(ポエティック・ジャスティスを実現させるための装置として植民地に関する言説が登場する例としてのDavid CopperfieldやGreat Expectations)、ブロンテ(Jane Eyre)、サッカレー(植民地に関する記述がたびたび登場するのにポストコロニアリズムに注目されてこなかったというVanity Fair)について。「植民地言説がどういうものだったかを、その時代の人びと(読者大衆ということか)の視点から考えようではないか」という立場でのパネルであったかと。 英語教育部会は、ライティング授業におけるpeer review(学習者同士の評価)についての研究発表とコミュニケーション能力育成を目指す授業での文学作品の活用についての講演。peer reviewも(学習者としてもこの手法に接した経験がなかったため)、文学作品の活用も(シラバスの関係で)おこなってこなかったため、目からウロコな話でした。 そして飲みながら、研究会とその後の飲み会でのこと、先生のブログのことを思い出したり。