社交辞令なのでしょうが

外の音に悩まされつつ、非常勤を2コマ。ただ聞き返すと、「間違ってる?」なんて勘違いして固まらせてしまう恐れもあるので、「外がうるさくて聞き取れないので、もう一回(もう少し大きな声で)言ってもらえる?」とことわりつつ、授業を進める今日この頃。ついでに、「もういい加減、教科書を買っておくれ」とも、局所的にことわっておきました(はたして、教科書はまだ販売されているのだろうか)。 帰り道に電車に揺られながら、 予備校で働いていた(講師ではなく)頃に、飲んでいてバイトの子に苦笑いさせたことをふと思い出しました。連休中の女子部の会合でもこの手の話をしていて、それが頭にあったから思い出したのだろうけど。 その時のやりとりというのは、バイト君ののろけ話を聞かされたので非モテな自分の身を嘆いたところ、「またまたぁ。へっぽこさんのことを好きな人って、実はいるんじゃないっすかぁ」なんて言われたので、「言われなきゃ、気付かんわぁ。チキショーメ」と逆上した…とまぁ、こんな感じだったと思います。 非モテだと嘆くと、「またまたぁ…」とか「実は気がついてないだけじゃぁ…」などと言ってもらえます。こういう反応というのは社交辞令のようなものなのでしょうが、物心ついてからずっとモテない人生を歩んできた者には、神経を逆なでする合いの手としかとしか思えません。言われる度に、「本当にそう思うのなら、その根拠を現物で提示するか、800字以内で述べるかして見せなさいよ」なんてせめたてたくなるくらい。社交辞令というのは、まったく困りものです。かといって「お前は××で△△だから、モテないのじゃぁぁぁ」と指摘されても、激しく落ち込むけど。 ”モテる”というのを”自分が好きな人に好いてもらえる”状態ととらえているので、仮に証明してもらえたとしても、それが自分にとっての”モテ”と合致するとはかぎらないのだけれどねぇ…。 考えてみたところでどうにもならないようなことを考えていた、そんな昼下がりでありました。
もてない男―恋愛論を超えて もてない男―恋愛論を超えて
小谷野 敦 (1999/01)
筑摩書房

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なんだかんだと言われても、この本で示された「もてない」の定義はやはり秀逸だと思う。