2007-03-30 (見えない)欲望へ向けて (見えない)欲望へ向けて―クィア批評との対話村山 敏勝 (2005/07)人文書院 この商品の詳細を見る 「あなたがなぜクィア批評をやるのか?」という問いに対する応答が、全編に満ちている。あとがきにおいて、この問いには「アイデンティティに縛られない同一化が、そしてあらゆる欲望が、クィアなのです」(223)と「クィア批評は、そこに快楽があることを自認している政治批評だから」(224)という答えが提示されている。この答えに胸がすく思いがする。