へっぽこ講師のあれやこれや(別館)

頻繁にやる気が行方不明になる大学教員の雑記です。アカデミックな要素はかけらもありません。

あっちへ行ったり、こっちへ行ったり

非常勤はないものの、週末もあちこちに出動。 昨日は技能向上のための訓練ののち、大学へ。 初回のゼミに顔出し。「若いんだから、多少は無理をしてでも論文を書くように」との訓辞を賜る。習慣づけの重要性についても説かれました。結局老婆心を出してしまい、近く担当をすることになるもよう。 そのまま季節労働の会合に行き、あれやこれやを話し合い。終了後、ゼミ生チームで師匠にご馳走に。師匠たちが旅行話に花を咲かせている反対側で、新旧RAで相談会を催しているうち、気付けば午前0時に。慌てふためきつつ、帰宅。メイクも落とさず、ベッドに潜り込んでしまったり。ローションパックを続けていたのに、これでは元の木阿弥というものです。女装の道は、厳しいのぅ。 昨日の今日でかなりのそーーーっと、メイクしたまま就寝でできあがった見事なパンダ状態に驚愕しつつ起床。 下北沢で今日から開催のAQFFへ。オープニング作品の「紅門」を鑑賞。 ドラァグクィーンのマーガレットさんが司会のオープニングレセプションでは、尾辻かな子さんが登場。アジア各国のレズビアン・ゲイをめぐる状況について、お話しされました。尾辻さんは国政に打ってでようといるところで、LGBT(=Lesbian, Gay, Bisexual, and Transgender)としては初のことなのかと思っていたら、東郷健さんが1971年に参院選に立候補しているのだそうです。 「紅門―べにもん―」はOUTFESTというL.A.で開催されているLGBT映画祭で観客賞と審査員大賞を受賞したという、2005年の作品。中国系のウォン一家の家族の絆の物語。結婚式を目前にして気持ちが揺らぐキャリア・ウーマンの長女、役作りのために病院にやってきた女優と恋に落ちる医学生の次女、同級生の男子学生との悪戯合戦に明け暮れる高校生の三女が、自殺願望がある父の家出をきっかけにして、成長とともに軽んじていた家族の絆を見つめ、寄り添いあうようになるというもの。ユーモラスでありながら個々の感情の機微が丁寧に描かれていて、あたたかな気持ちになる素晴らしい作品でした。今回はオープニングだけの上映なので、またどこかで上映されること、DVD化されることを切に期待。 AQFFは20日(金)まで開催され、日本初公開の作品がほとんどです。チケットが完売となった回がいくつもあるようですが、ぜひ足を運んでみてください。 オンラインDVDレンタルの★TSUTAYA DISCAS★キャンペーン中!