試験最終日(出題者としての行脚×1)。教務関係の説明会を途中にはさみつつ、ひたすら採点。機械と化しているつもりでいたけれど、2クラス目の終わり頃にはガタがきて、軽くパニックをおこしたり。
採点をしていて、上と下の差の激しさに愕然としています。単にやっていないからなのか(基本的に私は授業でやったことから出題するので)、早い段階でつまずいてしまっているからなのか、まだ判断はつけかねますが。でもまあ、学力低下は問題になっているので、リメディアルなど、なんらかの方策にかかわる日はそう遠くない気もします。上の層が慢心することなくやっていける工夫もしておいた方がよいのではと、個人的には思います。底上げに努めるのはもちろんだけれども。
かなり絞りこんだ形で「やること」を指示したつもりだったけれど、今の学生から見たら、私の「かなり」は「まだまだ」なのかもしれないわ…とも思ったり。何でもかんでもお膳立てするのもどうかとは思うけれど、そうすることで覚えるべきことを覚える学生が少しでも増えるのだったら、やるしかないよなあ。言葉が流通する以前から「自己判断」や「自己責任」を求められた(ように思う)自分の世代とは違うんだし。
ポンコツとなった採点マシーンでしたが、帰り際に学生たちに挨拶をされてだいぶ復活。現在の職場では、授業の担当にかかわりなく、本当によく学生が挨拶をしてくれます。で、癒されるわけです。挨拶って大事なんだとあらためて思う日々であります。